INTERVIEW 01 社員篇

株式会社小島鉄工所 インタビュー

自社にいながら別次元の緊張感
短時間で効率的にスキルアップ

株式会社小島鉄工所 代表取締役社長 小島 正裕さん

株式会社小島鉄工所
試験片事業部常滑事業所
所長 執行役員
小島 隆さん

株式会社小島鉄工所 代表取締役社長 小島 正裕さん

株式会社小島鉄工所
試験片事業部常滑事業所
管理課課長
加藤 昌義さん

株式会社小島鉄工所 写真

小島さんは事業所所長、加藤さんは管理課課長。入社年次、経験に違いはあっても、取引先との交渉力、部下を牽引するリーダーシップを求められる点は共通しています。そんな2人が受講したコースの内容はどのようなものだったのか。また、いずれも初めてだったというオンライン研修の率直な感想や収穫などをリレー形式でお聞きしました。

講師とのやり取りはリアルタイムで距離感は感じません

担当されている業務内容を教えてください。

小島

主要業務のひとつが『試験片』の加工です。当社の主要なお客様である鉄鋼メーカーから支給された鉄鋼品から、試験片を加工して、再びお客様へ納品をします。お客様は、その試験片で破壊試験を行って、基準値を満たすことで鉄鋼品が合格となります。合格したお客様の鉄鋼品はやがて自動車部品や、その他国内外の様々な産業に使用されるので、私達の仕事が市場に出回るプロダクトの品質を根底から支えていると言えます。私は、試験片加工の品質を向上・安定させるための実務やマネージメントを担当しています。

加藤

私も小島所長の業務とほぼ同じです。見積もりなどの交渉や加工方法の打ち合わせなどをメインにしつつ、プレイヤーとして材料を預かって加工して納める仕事も行います。また役職柄、部下からの相談、例えば見積もりを作ってみたのだが不安なのでチェックしてください、といった要望にも応じています。

(左)試験片事業部常滑事業所 所長 執行役員小島 隆さん
(右)試験片事業部常滑事業所 管理課課長 加藤 昌義さん

受講されたWEBee Campusのコースと受けてみての感想を教えてください。

小島

2019年7月22日から全8回で課題解決力向上を目指す講座を受講しました。自社や自部門の経営戦略に関わる課題に対して、基本的な知識・スキルを学びながら解決能力の向上を図る内容です。
これまでに受けた外部研修は20人くらいの受講者がいましたが、WEBee Campus(ウェビーキャンパス)は5名のみで、一人ひとりの思考時間は短いながらも密度は高かったですね。同僚や部下と同じ会社にいるのに、次元の異なる緊張感のもとで研修を受けられたのは良かったと思います。
また、講師と受講者間のやり取りがリアルタイムで行われるのはWEBも同じなので、距離感はあまり感じませんでした。講師自身の経験談も分かりやすかったですね。

加藤

私は2019年6月7日から全4回のロジカルシンキングを身に付ける講座を受講しました。各回でひとつずつロジカルシンキングの手法が説明され、演習をして、どのように課題を解決すべきかを考えて、ワークシートに記入、提出という流れでした。毎回、問題に対して全員が答案を発表する流れなので、気の抜けない時間が続きましたね。

ほかの受講者から刺激を受け、異業種ネットワークも広がりました

ほかの受講者の考えには刺激を受けましたか。

加藤

はい。ただ、これが絶対に正しいといった正解はなく、人によってロジカルシンキングの方法は様々である、という事実を知ることができたのは収穫でした。受講した時点で自分が持っている知識が少ないことを自覚したので、以降、数値に裏付けられた根拠のある知識を身に付け、それをいかに効率よく説明していくかということを意識しています。例えば、お客様に加工内容の説明をするときに『これを実現するには、この技術が必要です……』という思考のもとになる『ピラミッド構造』は非常に役に立っています。お客様も納得の度合いが深まったのではないか、という手ごたえもありました。

小島

加藤が言っていた『受講者それぞれのロジカルシンキングの方法』には私も共感します。ほかの受講者の考え方は大いに参考になりましたし、刺激を受けました。受講者は製造業という点では同じでしたが、鉄鋼関係者はいなくて、ほかは食料関係、総菜のメーカーさんなどでした。お一人だけ会社社長もいらっしゃって、課題を自ら見つけていこうとする姿勢やブランディングといった話をされていました。先日は一緒に受講した千葉のメーカーの方が名古屋方面に出張されるということで、お互いに時間をつくって食事し、そこでも有益な情報交換ができました。このように異業種ネットワークが広がるのもオンライン研修のメリットだと感じました。自分の引き出しが増えた気がしましたね。

時間、経費が有効活用できて若手社員の受講機会が増えそうです

WEBee Campusについて、ほかに何か感想がありましたら教えてください。

加藤

やはり移動がないことが最大のメリットだと思います。外部の教育機関に行くのとは違って通常の業務にほぼ支障をきたさず、メールチェックなどは休憩時間に十分対応できます。メールと言えば、ロジカルシンキングの受講のおかげで、文面を考える時にも論理的に書くことを意識するようになりましたね。

小島

ワークシートをインターバルの間に埋めていくのはなかなかハードでした。社内で意見を聞いたり、帳簿を見たりなど時間をかけて取り組みました。今後はほかの社員の座学研修に積極的に活用していければ、と考えています。社内で誰かが受講していると『今日は○○がインターネットで学んでいるな』という雰囲気も出て社内が引き締まる気がしますし、時間や経費の有効活用もできます。会社で研修ができるので、今まで外部機関で研修を受けられなかった若手の社員にも受講のチャンスを与えることができますね。とりあえず加藤くんには、俺が受けたコースをいずれ受けるんだぞとプレッシャーをかけていますよ(笑)

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