INTERVIEW 02 社員篇
株式会社通宝 インタビュー
自社が抱える多様な強化課題も
WEBee Campusで対応できる
株式会社通宝
執行役員
商品企画開発室 室長
松原 昌哉さん
総務・経理を経て、現在は執行役員として新商品の企画開発を担う松原さん。ご自身にとってWEBee Campus(ウェビーキャンパス)がどのように役立ったのか、また、職務を通じて様々な強化や課題を実感する中、会社にとってWEBee Campusをどのように役立てていけるとお考えなのか、通宝の次世代を担う立場から語っていただきました。
大学校の講師から紹介されてWEBee Campusを体験してみました
WEBee Campusを受講するきっかけは何でしたか。
数年前に中小企業大学校人吉校で研修を受けた際、講師の方から紹介されました。会社に戻って役員に相談してみると、ちょうど中小機構の担当者からWEBee Campus開講の通知が届いたところで、『受講して、感想を聞かせて欲しい』となったのです。
受講して実感したのが、移動時間や拘束時間が短縮されるメリットの大きさです。講座の開始時間までは通常業務をこなせますし、受講するのは一日のうちの数時間だけ。本来は自身でコントロールしたい職務を他の社員に任せ、心配しながら研修を受けるといったこともなくなります。研修そのものについては、当初は、講師や他の受講生と空間を共有していない違和感に戸惑いました(笑)。ですが、慣れてくると、講師の話や他の受講生の発表に、より集中して耳を傾けられることに気づきました。
この時、私が受講したのは新商品開発に関する発想力を鍛えるコースです。受講後のある日、自宅でバラエティ番組を観ていると“黒コショウと納豆が合う”という話題が取り上げられていました。研修直後だったこともあり、ピンときて、翌日に部署内で提案しました。面白い着眼点だと評価され、新商品として製品化することになったのです。巡り合わせもあったでしょうが、『様々なところからヒントを得る』という発想法を教わったことが、少なからず役立ったのだと手応えを感じました。
研修を受講してもらう対象を広げることができました
松原さんの受講後、会社としてはどのようにWEBee Campusを導入したのでしょうか。
WEBee Campusの有用性を役員に報告すると、すぐに『他の従業員にも受けてもらおう』となりました。その場で講座一覧を見ながら誰にどのようなコースを受講してもらうべきかを考え、社内での研修体制を整備していきました。
私自身は決算書の読み方・活用を学ぶコースや設備投資の考え方を学ぶコースを続けて受講しました。この当時、当社では天草工場を新設したばかり。今後も新工場の設立が検討される可能性がありますから、自社の経営状況を正確に捕捉する視点や、設備投資に関する知識などを養っておきたかったのです。必要に応じて気軽に受講できる点も、WEBee Campusのメリットですね。
私が最初に新商品開発に関する講座を選んだのは、ある問題意識があったからです。所属する商品企画開発室では、年に5品目を目安に新商品を開発することがミッションですが、肝心な開発実務はベテランの開発部長に頼りきりでした。この点を組織として早急に改善するべきだと思ったのです。自身が感じとった問題や必要性をもとに研修テーマを選択し、得た知見が現場ですぐに活かせるという体験は、学ぶうえでも、職務に当たるうえでも、モチベーションアップにつながりますよね。これまでは、受講者・講座ともに、経営陣や管理職側で選んでいましたが、今後は社員自身に選んでもらい、同じような成功体験を積んで欲しいと思っています。
WEBee Campusを有効活用すれば、さらに会社を成長させることができる
今後どのようにWEBee Campusを活用していきますか。
特に強く意識しているのは、女性管理職の育成です。昨今では女性の社会進出が話題になっていますが、これは当社にとっても重要な課題です。管理職候補になる女性社員の多くはワーキングマザーですから、長い移動時間をかけて施設に出向いたり、泊りがけで受講したりという研修を強いることはできません。この問題の大部分を払拭できるWEBee Campusは、まさに彼女たちに最適の研修スタイルです。ぜひ積極的に取り入れたいですね。
今のところ、当社では50名強の総合職を研修の受講対象者にしていますが、個人的には一般事務職にも門戸を広げていきたいと考えています。意欲的な社員に、学びの場やキャリアアップのチャンスがあることを示すことができれば、会社として、より力強い成長路線を継続していけると思うからです。WEBee Campusには、今後もメニューを増やしていただき、それを社員のレベルアップにつなげていければと思っています。